新しい社会的養育ビジョン
子どもを「社会全体で育てる」ための
新しい考え方
厚生労働省が示している「新しい社会的養育ビジョン」は、すべての子どもが家庭に近い環境で、安心して成長できることを大切にする考え方です。特に乳幼児期は家庭で育つことが望ましいとされ、年齢に応じて里親家庭などで暮らす子どもを増やしていく方針が示されています。
具体的には、
社会的養護が必要な子どものうち、
・3歳以上~就学前の子どもは
75%以上
・学童期以降の子どもは
50%以上
を里親等で養育することを
目標としています。

児童養護施設に求められる
新たな役割
このビジョンのもと、児童養護施設にはこれまで以上に幅広い役割が求められています。
たとえば、子ども一人ひとりの背景や心の状態に応じた専門的な支援、家庭に近い生活環境を整えるための小規模化・地域分散化、地域の子育て家庭への支援、里親家庭を支える取り組みなどです。
また、施設を巣立った後も安心して生活できるよう、進学や就労、暮らしを支える自立支援やアフターケアの充実も重要な役割となっています。これらを実現するため、国の制度も段階的に整備されています。


子どもと職員、双方を
大切にする環境づくり
こうした変化の中で、子どもへの支援を支える職員の働き方も大切にしなければなりません。
働き方改革関連法の理念に基づき、仕事と生活のバランスを整え、一人ひとりがやりがいを持って力を発揮できる職場環境を整えることが、結果として子どもへのより良い養育につながると私たちは考えています。
白梅学園の取り組み
白梅学園では、これまで大切にしてきた理念と方針を土台としながら、
「子どもの養育の質を高めること」と「職員が安心して働ける環境をつくること」
この二つを両立させるため、長期・中期的な計画を立て、着実に実行していきます。

新しい社会的養育ビジョンとは何か?
新しい社会的養育ビジョンとは、「子どもの最善の利益」を第一に考え、社会全体で子どもを育てていくための指針です。家庭での養育を基本としながら、里親家庭や施設、地域がそれぞれの役割を担い、子どもが安心して成長できる環境を整えていくことを目指しています。単に「預かる・守る」だけでなく、心のケアや自立後の生活まで見据えた継続的な支援が重視されており、子どもと家族、そして支援する大人たちが共に支え合う社会の実現を目指す考え方です。
- 新しい社会的養育ビジョンの主な内容
-
- 家庭(代替養育家庭も含む)で
生活している子どもへの支援 - 子どもの権利保障のための
児童相談所の在り方 - 一時保護の在り方
- 代替養育
- 代替養育を必要とする
子どもと特別養子縁組 - 自立支援
(リービング・ケア
アフター・ケア) - 子どもの権利を守る
評価制度の在り方 - 統計の充実、データベース構築
及び調査研究
- 家庭(代替養育家庭も含む)で








